地球温暖化対策や節電の影響を受け、若い世代にキャンドルが見直されています。キャンドルのあかりだけで夜を過ごすイベントが毎年恒例化したほか、香りも楽しめるアロマキャンドルを日常生活の中に取り入れる女性も増えているのだそう。
でも多くのご家庭では、お母さんは食卓でキャンドルを使ってみたいけど、子どもがテレビを見たがったり、お父さんはいつもと同じでいいのになぜ?という表情を浮かべるなどアウェー感がいっぱい。暮らしの中で使うシーンはそう多くないのが現実です。
そんなご家庭でも心おきなくキャンドルライフを楽しめるのが、イルミネーションで街がキラキラと華やかなこの時期です。ロマンチックで非日常な空間も、クリスマスなら抵抗感がなさそうですよね。
雰囲気の演出に関心がいきがちなキャンドルですが、実はさまざまな効果を持つことはあまり知られていません。例えば必要以上に明るすぎる暮らしが体内時計に影響すると言われる昨今、キャンドルの炎の不規則な「ゆらぎ」のリズムと、炎が醸すあたたかみのある色は副交感神経を刺激し、心を落ち着かせリラックス効果を生み出します。
また、キャンドルが燃焼する際に放出されるマイナスイオンは、プラスイオンに満たされている空間をリフレッシュしてくれます。キャンドルには消臭効果もあるので、タバコやペット、キッチンの気になるニオイ対策としても便利です。
一般的に出回っているキャンドルは、芯が綿糸で作られている「洋ろうそく」と呼ばれるもので、ロウは石油由来原料。対して「和ろうそく」は、仏教の伝来に伴って日本にもたらされたもので、奈良時代にはすでに使われていたという記録があります。紙やいぐさで作られた芯を使用しており、ロウの原料に天然のハゼの実が使われているためススが出にくく、仏壇にも適しています。
小さなキャンドル1本のあかりが1メートル先を照らす明るさが1ルクス。ほんのりとした明るさは、満月が地面を照らすそれとほぼ同じとか。食卓のほか、お風呂場で使うのもおすすめです。キャンドルに火をつけたら目を離さないことと、就寝前には忘れずに必ず火を消してくださいね。
※参考:
キャンドル卓 http://www.candleworld.co.jp/taku/
カメヤマ キャンドルハウス http://k-design.kameyama.co.jp/
株式会社 村内ファニチャーアクセス http://www.murauchi.net/
松井本和蝋燭工房 http://www.mis.ne.jp/~matsui-1/
株式会社 小大黒屋商店 http://www.rousokuya.com/
近江手作り和ろうそく大與 http://www.warousokudaiyo.com/
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