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■もう一つのサクラ
 日本の春を代表する花と言えば桜。開花予想から桜前線の北上する様子まで、日本中が花が咲くのを心待ちにする特別な花です。ですが今回は、桜は桜でも、仕込み客を意味する「サクラ」のお話です。
 少し前、テレビのクイズ番組でサクラを仕込んでいたことが放送倫理違反と判断された事例は記憶に新しいのではないでしょうか。サクラとは「ただで見る意。芝居で、役者に声を掛けるよう頼まれた無料の見物人。転じて露天商などで、業者と通謀し、客のふりをして他の客の購買心をそそる者。また、まわし者の意。」と説明されています(広辞苑より)。なぜサクラというのかは諸説あり、一つは役者に声をかけて場を盛り上げ、その後、ぱっと消えることが桜の花のようだからという説と、桜はただで見られることに由来してという説が有力なようです。
 それが変化したのが明治時代で、露店などで客役をする人物をあらかじめ仕込むこともサクラと呼ぶように。決して良いイメージではないことは、「偽客」という当て字からもわかります。確かに騙されたりすればいい気持ちではありません。
 しかし、誰もいないより人がいる方が入りやすい場所もありますし、イベントや番組などで盛り上げ役がいると雰囲気がぐっとよくなるのも事実です。実際、こういった人たちを手配する企業もあります。演出なのか、おとりなのか。むずかしいところではありますよね。
 花の桜も、祝福や別れ、旅立ちなど、人によって印象はそれぞれでしょう。サクラの存在もまた、立場によって変わるのかもしれません。

※参考:
森林・林業学習館    
https://www.shinrinringyou.com/
言葉のギモンを解決するサイト『スッキリ』 
https://gimon-sukkiri.jp/
語源由来辞典      
https://gogen-yurai.jp/
WEBPAN         
http://www.artcomplex.net/webpan/
エンタメトレンドニュース   
https://et-news.net/
イベントパートナー   
https://www.event-partners.net/

■「ポイ活」の基本
 クレジットカードなどのキャッシュレス決済や、店舗独自の会員カードなど、さまざまな方法で貯められる「ポイント」。そのポイントを積極的に貯めて、品物の購入代金にしたり、サービスを受けたりすることを「ポイ活」と呼びます。
 ポイ活市場は拡大しており、メディア等でも特集されるなどすっかり市民権を得て、今やポイント活用術、ポイント攻略法なるものまで出現。マイナンバーカードで25%のポイントを還元する「マイナポイント」も、国が行った「ガツンと貯まるポイント」として耳目を集めました。とはいえ、ガツン系にはそうそうお目にかかれません。
 ポイ活は、日々の生活の中でコツコツ貯めていくのが基本ですが、効率的に貯めることを意識するのと否では大違いなのをご存じでしょうか。
 たとえば、スーパーなどで時折実施される「ポイント〇倍」では、お米や特売をしない商品などを購入するのにもってこいです。ほかにも「この商品を買うと〇ポイント還元」といったキャンペーンや、クレジット払いにするとポイント加算があるものもあり、使わない手はありません。積極的に利用していきましょう。
 手軽に効率よくポイントを貯めたい方は「共通カード」と呼ばれるポイントカードがおすすめです。共通カードとは、1枚でいくつものお店のポイントが貯められる優れもの。有名チェーンが加盟していることが多いので、4大共通カードといわれる4枚を持っていたら心強いかもしれません。
 ポイ活は、無理せず無駄にせず効率的に。この春、ポイ活デビューしてみませんか。

※参考:
日本インターネットポイント協議会 
http://www.jipc.jp/
三井住友カード株式会社  
https://www.smbc-card.com/index.jsp
@DIME          https://dime.jp/
ライフメディア      https://lifemedia.jp/
サンキュ!        https://39mag.benesse.ne.jp/
テレ東プラス       https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/

■音楽隊の魅力
 音楽を聴くのがお好きな方は多いでしょう。ジャンルに限らず、生で聴く演奏は録音にはない魅力がありますよね。コンサートやライブなら生演奏は当たり前ですが、意外なところで生演奏されているのをご存じでしょうか。
 例えば大相撲の本場所千秋楽で流れる国歌、競馬場で発走前に響くファンファーレ。これらは「音楽隊」によって、生で演奏されています。
 音楽隊とは軍楽隊をルーツとする吹奏楽団のことで、世界のほとんどの国には軍楽隊があります。トルコの軍楽隊が世界最古とされ、演奏の様子は東方見聞録にも記されているのだとか。国内でよく知られているのは自衛隊の音楽隊です。陸上・海上・航空の自衛隊それぞれ合わせて、全国に30以上の音楽隊があるそう。こうした音楽隊の任務は、「儀式・式典の演奏」「隊員の士気を高める」「広報活動のため」となっていて、これは自衛隊だけでなく、警察や消防の音楽隊も同様です。
 外国から国賓などが来日すると歓迎式典が行われますが、その際の演奏も自衛隊の音楽隊が担っています。このような式典では、国際的には軍楽隊が担う場合が多いそうですが、その理由を知って驚きと納得。国家元首など国のトップが外国を訪問するということは、自国を離れるということ。歓迎式典に軍の音楽隊が出席することで、滞在中の安全を保証しますという意味と、トップの留守中にそちらの国を攻撃しませんということを表明しているのだそうです。
 自衛隊も警察も消防も定期的にコンサートを開催しています。会場に足を運ぶのもいいですし、動画サイトを活用すれば、好きな時に視聴できます。オーケストラとは違った迫力のあるサウンドを楽しんでみてはいかがでしょうか。

※参考:
陸上自衛隊中央音楽隊 https://www.mod.go.jp/gsdf/central/band.html
海上自衛隊東京音楽隊 https://www.mod.go.jp/msdf/tokyoband/index.html
航空中央音楽隊    https://www.mod.go.jp/asdf/acb/index.html
mysoundマガジン   https://mag.mysound.jp/
文春オンライン    https://bunshun.jp/
Business Journal   https://biz-journal.jp/
教育芸術社      https://www.kyogei.co.jp/
産経新聞       https://www.sankei.com/


今月号は、いかがでしたでしょうか?
来月もちょっとした情報をお送りいたします。

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