観光庁の調査による2017年の日本人国内延べ旅行者数は約6億4千万人。近年は物見遊山型から体験型の旅行になり、旅先も旅のスタイルも多彩になりました。今年の超大型連休に旅行を計画されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その旅行に欠かせないのがキャリーケースでしょう。着替えなどの持ち物や帰りのお土産で荷物が重くなりがちな人には必需品ですが、デザインや色、価格、容量など種類が豊富な半面、いざ買うとなると迷ってしまう品物のひとつです。最終的には大きさや色、価格などで決めることが多いのもうなずけますね。
しかしキャリーケースは一見同じように見えて、千差万別です。その筆頭は素材で、EVA樹脂やポリエステルを使ったソフトタイプと、ポリカーボネートなどの強化プラスチックを利用したハードタイプに分かれており、ソフトタイプは化学繊維を素材にしているので、軽くて割れないという利点がありますが、水に弱く荷物への衝撃が伝わりやすいです。ハードタイプは衝撃に強く頑丈ですが、素材そのものが重くて価格も高めです。また、使い勝手にかかわる開閉部分は、出し入れしやすいが防犯面では多少の心配の残るファスナータイプと、頑丈で雨にも強いけれど金属製のため重たいというフレームタイプがあります。それぞれ一長一短ですね。
意外と見落とされがちなのが車輪(キャスター)で、移動の快適さを左右する大事なポイントです。2輪タイプは自立の際安定しますが動かす時は一方向で、ケースを斜めにして引っ張らないと動きません。4輪タイプはタテヨコ自在に動かせ、立てたまま自分の横に並べて転がせます。移動がスムーズな分、転がりやすいので、ストッパー付きを選ぶとよいでしょう。
容量は、大体1日10リットルを目安に選んでください。例えば3泊4日の旅行なら4日間なので40リットルになります。小さめを選び、キャリーケースのハンドル部分に引っ掛けて使う「キャリーオンバッグ」などを組み合わせるのもアリです。
キャリーケースは保管に場所をとるだけに、いろいろなサイズを揃えることが厳しいアイテムでもあります。大きめと小さめ、海外用と国内用など2タイプぐらいを厳選して相棒に迎えてみてはいかがですか?
※参考:
観光庁 http://www.mlit.go.jp/kankocho/
エース株式会社 https://www.ace.jp/
サムソナイト・ジャパン株式会社 http://www.samsonite.co.jp/
株式会社良品計画 https://www.muji.net/store/
株式会社千趣会 https://www.bellemaison.jp/
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