毎月レポート
江浦 誠レポート
暮らしの情報(まめ知識)

■存在感を増す自動掃除ロボット。
 2002年に登場し、ついに家庭に人工知能搭載ロボットがやってきた、と話題になった自動掃除ロボット。発売当初は一般消費者に受け入れられるのか危惧されましたが、自分たちの代わりに働くけなげな姿に「名前をつけてかわいがっている」人も少なくないそう。今や多くのメーカーが参入し、「欲しい家電品」として名前があがる人気アイテムです。
 
 自動掃除ロボットの始まりは、アメリカのロボット専業メーカーから。地雷を取り除くロボットの技術が応用されました。部屋の広さを認知するだけでなく、状況に応じた掃除の実施、段差の認識や判断、障害物などを自分で判断する点が普及につながったといえそうです。それに続く国産のメーカーも各社工夫を凝らしているので、購入の際は自分がどの機能を優先させたいか、部屋の形状やペットのことも考えて選ぶのがおすすめです。
 さて、当然のことながら、自動掃除ロボットは散らかっている部屋は片づけてくれません。その意味では、床に直接モノがたくさん置いてある家庭は、自動掃除ロボットには不向きといえます。掃除をして欲しくない場所に掃除機を近寄らせない機能もありますが、せっかくすみずみまできれいにしてくれる自動掃除ロボットの役割が半減してしまいます。なかには部屋を片付けるくせがついた方もいるとかで、家族みんなで気持ちよく暮らせるうれしい習慣ですね。
 ちなみに留守時に作動させる時は、電源コードなどの巻き込みに注意しましょう。掃除機が暖房器具を動かし、可燃物に接触して火災を起こしたという報告もあります。また、セキュリティ契約をしている家も注意が必要です。留守宅をくるくると動き回る自動掃除ロボットを侵入者と判断し通報されてしまうケースも多発しています。
 
 家から脱走した自動掃除ロボットが交差点で横断歩道を渡っていたという話もあり、そ
の姿を想像して笑ってしまうのも、自動掃除ロボットのけなげさゆえでしょうか。

※参考:

アイロボットジャパン合同会社  https://www.irobot-jp.com/
パナソニック株式会社      https://panasonic.jp/
毎日新聞社           https://mainichi.jp/
株式会社文藝春秋        http://crea.bunshun.jp/
株式会社集英社         https://lee.hpplus.jp/
360.life             https://the360.life/

■体にうれしい、酢の底力。
 蒸し暑くなるこれからの季節は、さわやかな酸味がおいしく感じられます。酸っぱさは、甘味や塩味、苦み、うま味とともに人の味覚の一つ。その酸っぱさを味わう調味料が「酢」です。
 
 「お酒のあるところには、必ず酢がある」という言葉もあるように、世界にはざっと4000種類もの酢があるのだそう。日本には日本酒を原料とする米酢、フランスやイタリアにはワインからつくるワインビネガーやバルサミコ酢があると聞くと納得ですね。
 そんな酢は最古の発酵調味料ともいわれ、紀元前5000年頃の古代バビロニア人が酢をつくっていたことがわかっています。日本には4〜5世紀頃、中国から酒をつくる技術とともに伝わりました。

 家庭で一般的に使われるのは「醸造酢」です。この中に穀物酢(米酢、米黒酢、大麦黒酢)と果実酢(りんご酢、ぶどう酢)が含まれます。酢が体にいいことは広く知られていますが、その秘密は、あの酸っぱさ。クエン酸は体内の脂肪をエネルギーにかえて消費し、アミノ酸は脂肪の燃焼を促進します。疲労回復、消化吸収の助け、内臓脂肪減少などの健康効果や、お肉を柔らかくしたり魚の臭みをとったり、減塩効果をもたらすなど、食べ物との合わせ技も期待できます。
 酸っぱさや鼻につんとくる香りが苦手という方は、香ばしくて酸味の少ない中国の黒酢やフルーティな果実酢、濃厚な甘みのあるバルサミコ酢など使い分けるのもおすすめです。また酢には、ガラス食器をピカピカにしたり切り花の水揚げを良くしたり、漂白剤のぬめりをとるなど、暮らしの中でも活用できます。賞味期限が過ぎてしまったら、捨てずに利用してみてください。

※参考:

全国食酢協会中央会      http://www.shokusu.org/
株式会社 Mizkan Holdings   http://www.mizkan.co.jp/
株式会社飯尾醸造       https://www.iio-jozo.co.jp/
タマノイ酢株式会社      http://www.tamanoi.co.jp/
NHKオンライン        https://www.nhk.or.jp/

■今だけの清々しさ、青もみじで森林浴。
 もみじといえば、赤く色づいた葉を鑑賞するのが、これまでのセオリーでした。しかし、最近は赤くなる前のまだ青々とした「青もみじ(カエデ)」が人気を集めています。
 
 その青もみじのシーズンは、まさに今。新緑の季節を迎え、みずみずしい青もみじは色鮮やかな美しさを放ちます。紅葉の美しさで人気の京都や奈良といった古都では、紅葉シーズンほど混雑しないので、静かにゆっくりと鑑賞できるのも人気の秘密だそう。ここ数年は、多くの旅行会社が青もみじを鑑賞するツアーを手掛けています。
 さて、もみじに限らず青々とした新緑を楽しむと、心身ともにリフレッシュした心地になりますよね。これは「森林浴」によるものです。森林浴の効果は科学的に実証されていて、人間の五感を刺激するほか、森林が発する「フィトンチッド」が関係していることがわかっています。
 フィトンチッドは、フィトン(植物)チッド(殺す)という少々物騒な意味のロシア語で、植物が昆虫や病気から身を守るために放出する物質なのですが、私たちにとっては「森林の香り」です。ストレスを軽減させる力があり、免疫力を回復させるほか、副交感神経が活発化する、血圧や脈拍数が低下するなどリラクセーション効果もあるそう。
 
 忙しい毎日を送る中で、自然と新緑を楽しみながらの森林浴は、まさに贅沢なひととき。今だけの清々しさと美しさを放つ、青もみじの新緑の世界。「初夏の遠足」の候補にぜひいかがですか。

※参考:

東海旅客鉄道株式会社       https://jr-central.co.jp/
クラブツーリズム         https://www.club-t.com/
FRaU               https://gendai.ismedia.jp/frau
森林・林業館           https://www.shinrin-ringyou.com/
nippon.com            https://www.nippon.com/ja/
フィトンチッドジャパン株式会社  https://www.phytoncide.co.jp/

今月号は、いかがでしたでしょうか?
来月もちょっとした情報をお送りいたします。

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