2002年に登場し、ついに家庭に人工知能搭載ロボットがやってきた、と話題になった自動掃除ロボット。発売当初は一般消費者に受け入れられるのか危惧されましたが、自分たちの代わりに働くけなげな姿に「名前をつけてかわいがっている」人も少なくないそう。今や多くのメーカーが参入し、「欲しい家電品」として名前があがる人気アイテムです。
自動掃除ロボットの始まりは、アメリカのロボット専業メーカーから。地雷を取り除くロボットの技術が応用されました。部屋の広さを認知するだけでなく、状況に応じた掃除の実施、段差の認識や判断、障害物などを自分で判断する点が普及につながったといえそうです。それに続く国産のメーカーも各社工夫を凝らしているので、購入の際は自分がどの機能を優先させたいか、部屋の形状やペットのことも考えて選ぶのがおすすめです。
さて、当然のことながら、自動掃除ロボットは散らかっている部屋は片づけてくれません。その意味では、床に直接モノがたくさん置いてある家庭は、自動掃除ロボットには不向きといえます。掃除をして欲しくない場所に掃除機を近寄らせない機能もありますが、せっかくすみずみまできれいにしてくれる自動掃除ロボットの役割が半減してしまいます。なかには部屋を片付けるくせがついた方もいるとかで、家族みんなで気持ちよく暮らせるうれしい習慣ですね。
ちなみに留守時に作動させる時は、電源コードなどの巻き込みに注意しましょう。掃除機が暖房器具を動かし、可燃物に接触して火災を起こしたという報告もあります。また、セキュリティ契約をしている家も注意が必要です。留守宅をくるくると動き回る自動掃除ロボットを侵入者と判断し通報されてしまうケースも多発しています。
家から脱走した自動掃除ロボットが交差点で横断歩道を渡っていたという話もあり、そ
の姿を想像して笑ってしまうのも、自動掃除ロボットのけなげさゆえでしょうか。
※参考:
アイロボットジャパン合同会社 https://www.irobot-jp.com/
パナソニック株式会社 https://panasonic.jp/
毎日新聞社 https://mainichi.jp/
株式会社文藝春秋 http://crea.bunshun.jp/
株式会社集英社 https://lee.hpplus.jp/
360.life https://the360.life/
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